最近、公共施設の民営化としてのあり方を考えます。民間経営により、行政の制約という枠を取り払った画期的なサービスで施設のパフォーマンスを高める。聞こえの良い言葉で表されますが、果たされているでしょうか。合理化という名の経費削減で収益を得ようばかりで、老朽化した設備、雑草や倒木で朽ち果てた敷地周辺は手をつけられず、人材育成もズルさに押し負けている状況ではないか。必要な道具も揃わず、無気力になっていないか。これでは小銭は稼げても、請け負った仕事の成功を成し遂げることは到底できない。まず、公共施設であり、公共のサービスの提供を担わせていただいているという概念を常に持つ。この基本、そこがスタートラインと思う。市役所様よりお預かりした大切な施設を、持続的に活用できる施設へ、現状維持からさらに活用幅が広がるような可能性を引き出せるまでに導き次世代へ引き継げるよう努めたい。合理化とは単に経費削減ではなく、等身大のパフォーマンスを把握し、必要な箇所に投資する一方で、無駄な経費を削減するものと思う。それが出来てこそ、地域住民の皆様へ、さらにパフォーマンスの高いサービスを提供できる。それができず、小銭目的のうわべだけの経営は全く全く感動がない。「民営化の経営努力が見えるねー、」お客様から聞けるか、わからないが、不器用でも頑張っていると、いつか、誰か、共に頑張ろうと力を貸してくれる仲間が現れることを信じ頑張っていこう。こんなことを思い、日々努めています。